初めて揃えたい道具 選
裁断工具
別たち
替刃式の革包丁になります。キレが悪くなったら、刃を交換すれば良いので、砥ぐ必要はありません。1枚のブレードに2つは刃が付いています。裁断する際には、奥から手前の方に引くようにして裁断します。1番リーズナブルです。
革たち
別たちが真っすぐな刃なのに対し、革たちは刃が斜めになっています。そのため、小回りが利き、カーブなどの裁断で便利。グリップ部分を握りやすいように加工しているので、安定した裁断ができます。別たちと同様、替刃を交換すれば良いので、研ぐ必要はありません。
革包丁
通常の包丁と同じく、研ぐことにより長期的に使用することができます。研ぐ手間はありますが、研いだ直後のキレ味は他の物と各段に違います。そのため、革漉きにも重宝されます。キレ味はすぐに悪くなるので、頻繁に研ぐ必要がありますが、革細工をするのではれば、1本は持っておきたいところです。
カッター
革細工専用のカッターになります。通常のカッターよりも大きいですが、キレ味は良く、直線などの裁断では便利です。
ロータリーカッター
回転刃を転がしながら裁断するカッターになります。荒裁ちなどの大まかに裁断する時に便利です。
敷き道具
カッティングマット
裁断時、革の下に敷く保護マットです。机を保護するための物です。100均等でも販売しており、ビニール板に比べリーズナブルです。
ビニール板
裁断する際に革の下に敷くものです。ビニール製なので、刃への負担が少なく、また、カッティングマットに比べ、裁断しやすいです。
ゴム板
ハトメ抜き、菱目打ちなど穴あけ作業をする際に使う時に使う道具です。革細工用に作られたもので、適度な硬さがあるため、工具が抜けなくなることも、工具の先端への負荷も少ないです。
打ち具
カシメ打ち
カシメ金具を打ち付ける工具。オスメスのカシメ金具を穴が開いた革に通して、カシメ打ちで打ち付けることで、オス金具の足部分が潰れ、固定される仕組み。
バネホック打ち
バネホック金具を打ち付ける工具。オス側の打ち具、メス側の打ち具の2本がある。一般的によく使われるボタンで、付け外しがしやすいボタン。大きさも金具の色も多い。経年劣化によりメス側にあるバネが折れる可能性がある。(専用の修理工具あり。)
ジャンパーホック
ジャンパーホック金具を打ち付ける工具。バネホック金具よりも強力。工具は1本のみで、オス、メスどちらも同じ工具を使用する。革厚にあった適正な足を選ばなければ、打ち付ける際に曲がることがある。(バネホックも同様)
ハトメ打ち
革に開いた穴にハトメ(丸い輪)を付ける工具。ハトメは、革穴にリング等を通す時に、革へのダメージを低減するための金具。ハトメのサイズに応じた様々なサイズのハトメ打ちがある。
プリムホック打ち
イタリアPRYM社製のプリムホック(バネホック)専用の工具です。ブランド品などで使用される高級感のあるプリムホックを使用する際に使用します。
打刻工具
木槌
菱目打ち、ハトメ打ちなど打刻する際、多くの場合で使われる。金属ハンマーのように硬すぎず、ゴムハンマーのように柔らかすぎないので、叩きやすく、工具等への負荷も少ない。
ラウンドモール
カービングやスタンピングなどで打刻する際に使われる。小さいながらも先端に重心があるため、軽い力で打刻することができる。
打ち台
丸台
バネホック、ジャンパーホックなどを取り付ける際に使う打ち台。メス金具を取り付ける場合には凹み側、オス金具を取り付ける場合には裏の平坦な方を使う。
オールマイティプレート
丸台と同様にバネホック、ジャンパーホックなどを取り付ける際に使う打ち台。メス金具(頭)の大きさによって、凹みを選ぶことができる。メス金具(頭)が凹み部分にジャストフィットするので、打ち損じが少ない。
針
丸針
手縫いをする際に使う針。通常の針と違って、先端が丸くなっている。その理由は、手縫いする際、先に菱目打ちなどで縫い穴を開けるため、先端が尖っている必要はない。開いている穴の大きさに細針、太針がある。
レース針
作品のフチをレース編み仕上げをする際に使用する針。丸針と同様、先に平目打ちで縫い穴を開けるため、選択は丸みがあります。
糸
麻糸
手縫いでよく使われる糸。使う前にロウを塗り込むことで、毛羽立ちが無くなり、耐久性も上がります。自然な風合いが魅力です。
ナイロン糸、ポリエステル糸
発色が良く、色の種類も多い糸。耐久性も麻糸より強い。糸止めはライターなどにより焼き止めします。
シニュー糸
動物の腱を模した糸。色種は少なめですが、耐久性は強いです。撚りがあるタイプと撚りがなく裂いて使うタイプがあります。
糸処理道具
ライター
合成繊維系の糸を焼き止めする際に使います。革を焦がさないように、炎の横側に近づけるのがポイントです。ロウを溶かすのにも使えます。
ヒートペン
乾電池式の電熱ペンです。手元のスイッチを押している間に発熱します。先端が細いので、革を焦がしにくい。
刻印
通常刻印(人気刻印ベスト5など)
動物や植物などの絵柄刻印。大きな刻印になるほど打刻が難しくなります。輪郭を意識して、打刻すれば綺麗な刻印が入りやすいです。
アルファベット刻印
打ち棒をアルファベットの駒に差し込み打刻します。強く打ちすぎると、刻印の輪郭まで革に残ります。打刻の強弱を確かめるために事前練習をすることがおすすめです。
数字刻印
打ち棒を数字の駒に差し込み打刻します。
スタンピング用刻印
専用の刻印を連続して打刻することによって、革一面にバスケット柄を作ることができます。刻印の大きさや形の違いで、バスケット柄の印象も変わってきます。
カービング用刻印
カービング用の刻印は、様々な種類があり、それらを使うことによって、革に自分なりの表現することができます。草と花の模様で有名なシェルダンスタイルというものがあります。また、刻印と染色によって、動物を描くフィギュアカービングというカービング方法もあります。
オリジナル刻印
自分なりの刻印をオーダーメイドにより作ることもできます。料金は高くなりますが、自分の作品にオリジナルの刻印があるとブランディングにも繋がります。
穴あけ工具
ハトメ抜き
革に穴を開けるための工具。ゴム板の上に革を置き、木槌で打ち付けることによって革に穴が開きます。抜き屑は横の穴から出てきます。ポンチとも言われます。ゴム板の下にフェルトや大理石を敷けば、防音になります。
菱目打ち
縫い穴を開ける工具。先端が菱型になっているため、手縫いをした際、縫い目がねじれ、美しい仕上がりになる。ハトメ抜きと同様、ゴム板、木槌を使用する。
平目打ち
レース用の穴開け工具。先端が平たい線状の刃先になっている工具。
菱切り
1本の菱型の刃先がついた工具。革の下にコルクを敷き、手押しで一つずつ穴を開ける。一目ずつしか進まないが、打刻しないので、音は出ない。
線引き工具
丸キリ
主にタンニン鞣し革に裁断線などの印を付ける工具。通常、革に型紙を置き、その型紙のフチを丸キリでなぞることで裁断線が引ける。革に傷を付けることになるので、一度引いた線は消せない。慎重に線を引くことが大事。
銀ペン
主にクロム鞣し革に裁断線、印を付ける工具。金属粉で線を引くことになるので、水分を含ませた布等でふき取ることができる。(クロム鞣し革の場合)タンニン鞣しの革では、金属粉が染み込み、変色するのでNG。
ヘリ落とし
コバの角を滑らかにする工具。角に工具の先端を押し当て、滑らすように角を取る。ヘリ落とし作業をした後、コバ処理することで作品の耐久性があがり、見た目も美しくなる。
仕上げ工具
ヤスリ
貼り合わせた革のコバ面を均一にする際に使う。また、ボンドを接着しやすくするために革の吟面を荒らす時にも使う。
コーンスリッカー
トコノールなどのコバ処理剤をコバ面に塗布した後、研磨する際に使う。革の厚みに応じた凹み部分を使う。
帆布
コーンスリッカーと同じく、コバ処理の際に使う。色革を使う際、色ごとに帆布を使い分けしておけば、色移りしない。
ガラス板
床面にトコノールなどの処理剤を塗布した後、均一になじませるために使用する。ガラス板を斜めに持ち、丸まったエッジ部分を床面に擦り当てる。革漉きをする際にも使用する。
ヘラ
ボンドを塗ったり、床処理剤を塗ったりする際に使用する。塗る面積によって、大きさを変えると良い。
その他
スティッチンググルーバー
吟面に引かれた縫い線に溝を付ける際に使う。溝に縫い糸が入り込むことによって、使用中の糸への摩擦がなくなるため耐久性が強くなる。主にタンニン鞣し革、麻糸の場合に使用する。
ディバイダー
縫い線を引くための工具。コンパスのような形になっていて、片方を吟面、片方をエッジラインに沿わせて手前に引くことにより縫い線が引かれる。
フチ捻
コバ面の耐久性の強化とデザイン性の向上に使う工具。アルコールランプ等で温めて使う。エッジラインから1~2ミリのところに線が引かれる。
曲尺(かねじゃく)
ステンレス製のL字定規。直角を出すのに便利な定規。細い曲尺と太い曲尺がある。
スケール定規
革の厚み、円の内径、外径を図ったりする便利な定規。
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便利工具(有料記事)
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